史跡めぐり

さまざまな史跡巡り、とくに毛利ファンなので中国地方の旅行記を中心にご紹介していきます。たま〜に史跡とは関係ない近場のプチ旅行、日帰り旅行なども出てきます。

下関旅行記 東行庵その2

今日の投稿は東行庵の2回目です。 東行庵についてから、暑かったせいもあり、東行記念館に入りました。 当日は、「高杉晋作と奇兵隊」と題した展示をやっており、奇兵隊士の袖印など貴重な遺品をみることができました。

東行記念館 

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この後、東行庵の周辺を見てまわりましたが、役に立ったのが東行記念館で入館料を払ったときにもらった手書きの小さな地図。これがあったおかげで効率よくみることができました。ですので初めての方はまず、東行記念館をスタートにした方がよいかと思います。

晋作辞世の句と野村望東尼が継ぎ足した句 

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晋作が辞世の句「面白きこともなき世をおもしろく」と詠んだ後、看病していた野村望東尼(福岡藩幕末の女流歌人、勤王家)が「すみなすものは心なりけり」と継ぎ足すと晋作が「おもしろいのう」とつぶやいたというエピソードがあります。

面白きこともなき世をおもしろく
すみなすものは心なりけり
東行庵

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もともと山縣狂介(有朋)が幕末期に無隣庵と名付けた草庵をここに建てましたが、晋作の遺言で奇兵隊の本拠地に近いこの地に遺骸が葬られました。その後、晋作の愛人おうの(谷梅処)が出家し晋作の菩提を弔うにあたり、山縣はこの庵を谷梅処にゆずりました。現在の庵は、明治十七年に伊藤博文山縣有朋井上馨等全国諸名士の寄付により建立されたもの(説明板より)。

高杉東行(晋作)顕彰碑 明治四十四年ここに建てられ、井上馨が除幕。

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説明板によると動けば雷電の如く、発すれば風雨の如しの名文ではじまり、東行(晋作)の残した業績がかかれています。

東行(晋作)の墓

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説明板によると灯籠は木戸孝允、伊藤博文井上馨から寄進されたものとあります。 

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(つづく)

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